日本語文化圏にどっぷりの私全体に公開
2008年01月20日03:41
先月のベイエリア生活で感じたことをひとつ思い出しました。

会社紹介文か何かの一部として、これまで (日本で) 頂いた賞の名前を英語で書いていました。
書きながら、こう思ったわけです:

 「この (賞を出した) 組織名も学会名も、英語文化圏のやつらは絶対に知らないよな。」

 「英語文化圏では箔付けにならないどころか、下手をすると逆に
  『世界の隅の方でローカルに何かやってる (笑)』
  ってなネガティブな見方すらされるかも。」

これまで自分がいかに日本を基盤としてきたかを実感したひと幕でした。とさ。

 技術フェチ日記 2008/1/19
 http://www.shudo.net/diary/2008jan.html#20080119

コメント

大富豪家2.02008年01月20日 10:23
社外で通用しない賞は駄目ですが、国外で通用しない賞も確かに駄目ですね。宇宙でも通用する賞を目指さねば。
まる2008年01月20日 10:31
まあ、まあ、そう言わずに。
shudouさんは、Globalな世界での活躍目指さないとね。
もちろん、そういう決意表明として、受け止めましたが。

「日本語文化圏」を稚内に、「英語文化圏」を日本に置き換えれば、ちょうど
今、僕が感じていることです。あまりにぴったりなので反応してしまいました。
今年から、僕は、東京デビュー目指します。

一周遅れというか、一階層遅れですが、shudouさんが世界にでたころ、
僕、日本にでる予定です。頑張りましょう。

何のこっちゃか。

別のお願いがあって、あとでメールします。
NICO2008年01月20日 10:44
そっかぁ…今 CV を書いていますが、
英語圏で理解されない履歴は書かないほうがいいなぁ。
でも一番嫌なのは…うちの大学の英語表記を書くことだったり。
kibayos2008年01月20日 15:43
まる先生、みなさん、おっしゃることは確かなんで違う角度から。

・よい仕事にはタイトルがつくもの
・でも、よい仕事にタイトルがつかないことも多い。
 機密な仕事、飛びすぎた仕事、マイナスの結論を導き出してしまった仕事、周囲に恵まれなかった仕事などなど
・評価はローカルコミュニティからなされていく。
・よってタイトルがローカルであっても、評価されたという事実は事実
・解っている人は、人をタイトルで見ることはなく、仕事の中味で見る。
 タイトルはおまけにすぎない。

と思います。
アメリカ人がどう思うかなんて些細なことを気にせず、第一義的なことに力を注ぐべきだと思います。
現に私は、シュドウさんをお慕いしておりますが、(キモっと言わないで :-) )
タイトルでシュドウさんを見たことはありません。
シュドウ2008年01月20日 16:57
NICO さん、
どんなことでも hesitate せずに書いておくのが基本だと思ってます。
昔、大学で先生にこんなことを言われました:
「何でも書いておくべし。枯れ木も山のにぎわい。」
枯れ木の...っていう言い方は冗談としても、その通りだと思います。

大富豪家2.0さん、
何であれ、御評価頂けた際は純粋に喜んでます。
ずっと目は世界を向いてるつもりではあるんですが、英語とか移住とか、おっくうだったりリスクを避けたりで、自分を制限してきたところもあるように思います。
不精で、それほど野心家でもないもので。
大富豪家2.0さんはロールモデルです。

まるさん、
世界の地域と地域をつないできた先生、まるレクをやってきた先生が、これから○○デビュー、というのは御謙遜だと思いますが、、、これからもいろいろ教えていただきたいと思ってます。
シュドウ2008年01月20日 17:11
yosさん、
おっしゃる通りだと思います。
目だった評価をされていないいい仕事がいっぱいあって、残念に思うこと、しばしばです。

ちょっと話はとびますが...
先日、ニュース番組のスポーツコーナーを見ていました。
そこでは、野球の松坂選手がフィーチャされていました。
思ったこと
「なんでここで事業家とか技術者とか医師とか研究者とか... がフィーチャされないんだろう?」
メディアで大きくフィーチャされてきたおかげもあって、
松坂選手は、おそらく大勢の子ども〜若者から非常に尊敬されています。
野球選手とかサッカー選手になりたい子どもはあとを絶たないわけです。
スター選手がひとり出て、数年で数十億円稼いだって、それは1人の収入であって、
産業界でお金がまわるわけでも、雇用が増えるわけでもありません。
それよりは、社会を活性化させる効果のある方向に、子どもなり若者なりを誘導した方が
なんぼかいいんじゃないか、と。
それこそ、例えば技術者、ひでやさんとか大富豪家2.0さんとか上田ガクさんとか、若年層にはそういう方々を憧れさせた方がいいんじゃないかと。
kibayos2008年01月20日 17:44
> そこでは、野球の松坂選手がフィーチャされていました。
> (略)

おっと、これはメディアの問題ですね。
ちなみに松坂選手やらのスポーツ選手ですが、
私の子供の場合は、なんとも思ってないみたいです。
それより、昨日、「電車男」見てわいわい騒いでました。
キータイプの早さと、はじめてみるチャットにびっくりしてたみたいです。(「北」を「来た」と読むことも)
そんなもんなんじゃないですかね。子供はちゃんと読み分けてますよ。

これからは、マスメディアよりマイナーメディアが面白くなるのでは、と私は思っています。
もちろん、特異な技術がメディアにちゃんと取り上げられることは大切かと思いますが、視聴率至上主義をなんとかしないと埒があかない気がしますね。
ならば、マスメディアに期待するのでなく、マイナーメディアがやってしまえばよいと考えたりします。

とはいえ、最近、科学や技術を題材にした番組が多くなってきましたね。
(世界一受けたい授業や...の工場見学などなど)
面白い世界はいっぱいあるし、どんな(小さな)世界にも天才はいる。
あと、詳しいことについてはネットなどのマイナーメディアが引き受ける。

私の子供が松阪には無関心なのは、親につられてそういう番組ばかり見てるのもあります。
シマシマクッキー2008年01月23日 09:00
受賞おめでとうございます!
学生仲間のレジュメを見ていると論文一覧のところに acceptance rate も添えて書く人もいるぐらいなので、業績がどれだけのものなのかがわかる一文を添えていくと親切なのかもしれませんね。
Dr. Macrofield2008年01月28日 18:04
どんな賞でももらわないよりはもらったほうが良いんじゃないですか.
シュドウ2008年01月28日 18:42
おっしゃる通りです。喜んでます。
世界を見てきたつもりだったところ、こんなことに今さら思い至る自分のローカルさ加減に驚いた、という次第です。