ソフトウェア・サービスの業界では「米国の波が○年遅れて日本に来る」なんてことが言われてきた。そこで、米国でウケたものをいち早く国内に紹介・導入することで、先行者利益を得たり、第一人者づらができたりする。
しかし紹介・導入だけでうまい汁を吸おうという姿勢は、揶揄されて「輸入屋」と呼ばれたりする。
僕自身、輸入屋と呼ばれたとしたら心外だし、揶揄する気持ちもわかる。けど、そんなことはどうでもよくて...
輸入屋は、国内の技術、つまり国内経済に対抗しかねない姿勢かもしれない、と思い至った。
IT 方面の情報はどうしても米国から世界への流れが強いので、国内の対抗技術は苦戦する。また、輸入屋の姿勢は、その流れを追認し強化するというものでもある。
反論としては、輸入技術の周辺で経済活動が活性化, 輸入技術の上での戦いに早くから備えられる, ... などがあるだろうか。
この論は鵜のみにしなくていい。けど、どういう立場に立つにせよ、こういうことを考えて行動して欲しい。特にメディアの人達や露出の多い人達。
技術フェチ日記 2007/5/27
http://www.shudo.net/diary/2007may.html#20070527
より。