Date: Sat, 11 Dec 99 20:53:29  JST
From: SHUDO Kazuyuki <shudoh at muraoka.info.waseda.ac.jp>
Subject: [JavaHouse-Brewers:29501] Re: =?ISO-2022-JP?B?GyRCR1tOcyROJTUlJCU6GyhC?= (Re: String
 =?ISO-2022-JP?B?GyRCJE4lNSUkJTobKEI=?=
 )
To: java-house-brewers at java-house.etl.go.jp (JavaHouse Brewers ML)
Message-Id: <19991211210939Y.shudoh at muraoka.info.waseda.ac.jp>

| 例えば、Sun の classic VM では、2**27 - 1 が配列の最大長となっています。

> Sunの実装で5ビット分は何に使われているのだろうか。

オブジェクトの種別 (配列の要素の型、または配列ではないか) を表しています。
JDK の include/ (JDK 1.1) または include-old/ (JDK 1.2) にある
interpreter.h と typecode.h を見ると判ります。

interpreter.h 中のマクロ obj_flags(o) で得られる 5bit の意味が
typecode.h の冒頭のコメントで詳しく説明されています。

配列の場合、インスタンスに属するある 32bit (*) が、
上記目的に 5bit と配列長を表す 27bit に分けて使われています。

(*) JHandle *handle とした場合の handle->methods。
    型は struct methodtable *

> HotSpotやExactVMでは異なるのではないだろうか...。

HotSpot VM は、大村さんによる JDK 1.3beta での実験結果
([JavaHouse-Brewers:29492]) によれば、確かに
classic VM (配列長の表現が 27bit) とは違うようですね。

SHUDO Kazuyuki/首藤一幸   私をたばねないで あらせいとうの花のように
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