Date: Tue, 13 May 97 20:26:42 JST From: SHUDOH Kazuyuki Subject: [JavaHouse-Brewers:10635] Re: IEEE754 To: java-house-brewers at center.nitech.ac.jp (JavaHouse Brewers ML) Message-Id: <199705131128.UAA04740@cafe.olu.info.waseda.ac.jp> 首藤です。 > 浮動小数点は、IEEE754 に従うという表現を > よく見る気がするのですが、IEEE754 というのは > どこで見ることができるのですか? 原典をどこで得られるかは知らないです。 > もしあれば、それと同等の浮動小数の取り扱い方の > 説明のある本を教えて下さい。 IEEE754 floating-point standard 中の浮動小数点数の表現形 式に関する記述は、計算機アーキテクチャ関係の本でよく見ます。 例えば SPARC のアーキテクチャを説明した本(*)だとか、 Computer Organization & Design (Hennessy & Patterson) だとか。 #(*) V9 に関する日本語版って出ないのかな。 上位ビットから順に 単精度 倍精度 符号(S): 1 1 指数部(E): 8 11 仮数部(M): 23 52 (bit) で、 (-1) ^ S * (1 + M) * 2 ^ E を表現しています。 #わかりにくいですね。 最近のプロセッサはほとんどすべて、浮動小数点数の表現形式 として IEE754 のものを採用しています。 が、一部、Cray のマシンとか、昔の VAX であるとか、準拠し ていないものもあります。 あと、Intel X86 の FPU は内部 80bit で演算するので、内部 も 64bit である FPU と演算結果が異なる場合があるなどの注 意も必要です。決められているのは飽くまで表現形式だけなので。 SHUDOH Kazuyuki/首藤一幸 私をたばねないで あらせいとうの花のように shudoh at muraoka.info.waseda.ac.jp